保険に加入したいと思ったらどうしますか?ご相談に来る方は、知り合いがいたから、
とか紹介で、といった具合で加入されている方が多くみえます。
複数の会社がそれぞれプランを持っています。スーパーで買い物をする時も比較する
ように必ず複数を比較しましょう。保険は支払期間が長いので同じ内容であれば少しの
保険料の差から大きな差が生まれます。

保険、とはそもそも「もしもの時」に備えるものです。十分に蓄えがあって乗り越えられる
のであれば、わざわざ加入する必要はありません。
よく「貯金は三角」「保険は四角」といいます。縦軸にお金、横軸は時間です。
貯金は右肩上がりの三角形。時間を掛けながら蓄えます。保険を使えば、長時間かける
ことなく保障により、四角にすることができるのです。

さて、それではどの位の生命保険に入れば安心なのか?と聞かれますが、ケースよりバラバラ
です。年収の何倍とかよく耳にしますが、決まりはありません。独身か既婚か、子供の人数、進路、
住宅ローンの返済予定や相続。これらが絡みあってきます。遺族の支出「葬儀代、遺族の生活費、
学費等」から遺族の収入「遺族年金、会社からの死亡保険金、配偶者の収入等」を引くと必要な
保障額がでてきます。

これにはライフプランを作成し、「見える化」するのが一番です。保険の掛けすぎで毎日が不安
では安心を買ったはずなのに本末転倒です。

是非、「見える化」し自分が納得した上で目的とする保険に加入してください。特約も、どのような
状態で給付されるものなのか、一般的にその状態になる確率や自分の考え方など織り込んだ
上で付加してください。

(文責-桂山永子)